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ランフラットタイヤ パンクしても走り続けるタイヤの技術

 

タイヤに空気が入っている以上、パンクの心配から逃れることはおそらくできないでしょう!

 

ならば、空気圧がゼロの状態でも走れるようにすれば良いと考えるのは自然のことです。

 

このページではタイヤメーカーの進めるランフラットタイヤの技術をご案内します。

 

 

ランフラットタイヤの仕組み

 

空気圧がゼロになったときに、タイヤに及ぼされるダメージはサイドウォールに集中し、折りたたまれた格好で走り続ければ被害はさらに拡大してタイヤは破壊します。

 

そこでサイドウォールを補強して、仮に空気が漏れても踏ん張って走り続けられるようにしたのがこれらのタイヤです。

 

具体的にはサイドウォールの厚さを増して、発熱しにくいゴムを採用するなどしてランフラット構造にしている。

 

デメリットは、強力なサイドウォールにすることによって乗り心地が悪くなるのと、専用のホイ一ルがいることです。

 

これまで数多くのランフラットタイヤのコンセプトが生み出されたが、2009年現在の各社のトレンドはこの方式に移り、しのぎを削る状況となっている。

 

 

 

ランフラットタイヤの歴史

1845年のトムソンによる特許出願、1888年のダンロップによる製品化以来、言うまでもなく、タイヤは内部に空気を充てんすることで構造を保ち、すべての運動を担っている。

 

その空気が規定量に満たない状態、いわゆるパンクした夕イヤでは、運転したことのある方ならおわかりかと思うが、自動車は決してまっすぐ走らず、思うように曲がれず、そしてまともに止められない。

 

空気圧がゼロの状態で走り続けると、ビードがまず外れてリム内部に落ち込み、サイドウオールがリムと地面に挟まれる格好になることで破壊が進み、タイヤはそのうちばらばらになる。

 

たとえば市街地でのパンクであれば極低速で修理地まで持ち込むことができるが、高速道路や僻地で見舞われた場合には、スペアタイヤに交換するしか助かる方法はない。

 

 

交換には手間がかかり、果ては作菜中にほかの車両に巻き込まれる二次災害などの危険性もある。

 

 

プリデストンのランフラットタイヤへの取り組みの端緒が身降片用車両への装備だったことを考えても、「パンクしてもしばらく走り続けることができるタイヤ」の意義はとても高い。

 

当然ながら、(空気圧ゼロの状態でも走り続けられるという慨念としての)ランフラットタイヤの歴史は決して浅からず、古くよりさまざまな試みがなされてきた。

 

起源は1892年の特許と、およそ夕イヤ創世記の話ですが、そのいずれもが耐久性と性能の折り合いがつかずに消えていった経緯を持つ。

 

実際に市販製品として生まれたのは1972年のダンロップ「DENOVO」で、このタイヤはビードがリムエッジから外れないようにする「デンガード」、タイヤ内部が擦れても熱を持たないようにする潤滑剤「ポリジエル」を備えていたのが画期的だった。

 

ポリジェルは少々の穴であれば自己修復する機能も担っていた。

 

これらにより、DENOVOは空気圧ゼロの状態でも80km/hの速度で160kmの航続距離を確保している

 

現在にも通じる考え方と構造が興味深い。

 

スペアタイヤの廃止

ランフラットタイヤの副次的な効果としてあげられるのが、スペアタイヤの廃止です。

 

コスト削減に寄与してランフラットタイヤのコストがそれ以上に高いが、軽量化にも結びつく。

 

レイアウトの自由度が“高まることも、メリットのひとつに上げられます。

 

現在ではハイパフォーマンスの高いクルマ中心に装着されていますがその幼果を考えるとむしろ一般的にこそ装備を進めてほしいタイヤです。

 

 

 

 

 

ブリジストンのランフラットタイヤ

 

1980年代の第一世代では、ノーマルタイヤの縦パネ指数を100とした時に120もの数値となり、かなり硬い乗り心地だった。

 

2005年の第二世代では指数115、2009年の第三世代ではさらに指数105を実現し、ノーマルタイヤとそれほど変わらないレベルに近づいている。

 

また、異常時のタイヤの発熱を抑える目的で「ナノプロ・テック」技術を採用したサイド補強ゴムを採用。

 

さらにタイヤ表面にはクーリングフィンを設けることで温度上昇を抑える工夫も。

 

 

 

 

 

 

 

BMWのランフラットタイヤ

 

 

ランフラットタイヤの標準装備をいち早く発表したのがBMWです。

 

その効果は、超高速域での使途が多く、走行性能を何よりも重視するBMWらしい選択です。

 

車両には空気圧を管理するセンサーが備わっておりり、異常を検知した際にはドライバーに知らせる警告システムを作動。

 

急激な空気圧低下の際には警告音も発する。BMW3シリーズでは、80km/hのスピードで最長250kmもの航統を可能としている。

 

 

 

BMWのランフラットシステムの効果

 

ランフラットタイヤを装着したBMW.1シリーズの、意図的に右のリヤタイヤの空気圧をゼロとした
挙動を連続撮影したのが上の写真である。

 

旋回に差し掛かる状況の様子で、かなりのストレスがサイドウオールにかかっているにもかかわらずリムは接地することなく、コーナリングこそかなわなかっ
たものの車体姿勢を大きく乱すことなく停止することに成功している。

 

右写真は同様のシチュエーシヨンでのノーマルタイヤ装着車の様子。完全にタイヤがリムから逸脱しているのがわかる。